天才モードの大暴走

完全に躁のスイッチが入った。制作の面白さを思い出し、目がガンガンに冴えて興奮している。深夜にアイディアがドカドカ浮かび、ネットでそれをどう実現するか検索しながら考える。走り出したら止まらない。こうなったら落ち着くところまで一旦、爆発的加速度で突き進め。これならいけるぞという答えを導き午前3時に就寝。午前8時に起きてもそんなに寝不足感が無い。やる気100%。座禅してもソワソワしてしまい、いつもより短い15分間で終わりにした。

 

漂流日記において最初から2番目にあたる日記『病状』に述べたように、躁になるとゾーンに入るというか天才になる。命中するか的外れかはさておいて脳の切れ味がシャア・アズナブルみたいに3倍になる。病気の説明を友人にした際に言われたことだが「鬱の毒によるドーピングで躁の天才モードに入る」のである。思考の確変モード、本日大フィーバー。もちろん、天才モードになると才能を過信する、逆に的を外すと自信を失うなどのデメリットはあるけど。ドーピング無しで天才になりたかったよ僕は...そして、このドーピングの力が切れると疲れてまた黒色の鬱になる。静かな海のようだった心の波の振幅が大きくなっている。双極性障害発覚以降で一番、白色の躁が大暴れしている。誰か俺を止めろ!

 

とりあえず昨日作ったプロトタイプの修正版を作ることを今日の目標とする。読みやすくなるようフォントサイズ、余白、目次などを午前中に爆速で修正しデータをPDFにしてUSBにぶち込む。

心を落ち着かせろ!心療内科まで40分ほど散歩してクールダウンを図る。今間違いなく躁なので落ち着かせますと言ったら、担当医がいつになく笑顔だった。自分で鬱と躁がわかってるっつーことやんな!大丈夫やんな!?帰りに文具屋でテープのりと白・黒のペンを購入、セブンイレブンで修正版原稿を印刷する。文字が大きくなり読みやすくなった。

家に帰って作業スペースに座るが、急激に疲れと眠気が出る。ドーピングが切れたか!?もう少し突き進め!動け!黒色の表紙に穴を開けるところまでは同じ。帯の部分をホッチキスとテープのりで表紙に固定させることが変更点。買ってきたペンでシンメトリーになるよう背面に文を書き込んで完成。思い立ってから2日で本が1冊できていることにドン引きの夕方。大学の卒業設計、社内で担当した設計プロジェクト以来の没頭。驚異の集中力。暴走。


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フォント調整のため66ページから大幅に増えてぴったり100ページとなった。1冊作るのに必要な紙の枚数は25枚。15枚綴じのホッチキスを使うと失敗の連続だったので違うホッチキスを買うべきか。帯コメントの字の太さが気になる。太字ペンで書いたので字が若干潰れてしまっているが細いボールペンだとインパクトが無い、これも検討事項。字の汚さは今更どうにもならん、読めれば問題無し。でもユーキャンのボールペン字講座を受講しておけばよかったか。裁断をどうやってするのかもそのうち考える。

基本的なデザインはこれでほぼ確定。シンプルイズベスト。コピー本でも表紙・帯に2色の異なった風合いの紙を使えばそれっぽくなる。セブンイレブンではなく印刷屋さんのセルフコピーサービスを使えばより安価で作ることができる。これでいけるなと確信を持つ。

ひとまずこれでデザイン検討を中断。今後はあとがきを書く時間をのんびり設ける。あとがきがキチッとハマらないと全ておじゃん、それほど大事。日記全体を通して見える潜在的なテーマがあるはずなので、それについて深く潜る。作ったプロトタイプを読んで朱を入れつつラストに書くことをゆらゆら考える。そういうのを考慮すると、やっぱり飛騨高山とテキノクニヤがちょうど内容の上での区切りになる。

 

ああ、できたできた。天才モードを抑えよう。Twitterで「自費出版 闇」で検索する。セカンドライフに入り本を書き始めた方が出版社の営業から声がかかって自費出版し、大量の在庫が余っててんやわんやするケースなど色々あるらしい。怖すぎて落ち着いたわ。初っ端から作りすぎるのは良くない、何事もスモールステップ。制作の過程を楽しむの。とりあえず10冊作ればOKだ。だから今日は早く寝ろ。

そういえば今勤めている会社のインターンの時に同大学OBの懇親会があり、既に定年退職した元取締役の方が僕の隣に座っていらっしゃった。その方は2年前から英語を学び始め、なんと井原西鶴の『日本永代蔵』を全英訳したものを自費出版していらっしゃった。僕もその1冊を頂き、辞書を傍らに置いて読んだが溢れんばかりの熱量に圧倒された。江戸時代の文学なのでその時代特有の語句が存在するのだけど、1つ1つ丁寧にそれを写真を交えながら英語で説明している。くるみ製本で派手じゃないのだけど、中身は本気の本気、本気と書いてマジ。そういう姿勢で僕も書いていきたいね。