覚めない冬眠

朝目覚めて、くらくらする。ぐったりしながらLINE MUSICやYoutube Musicで音楽を漁る。用途に応じたダブル課金。するりとページの隙間を抜けていくと、ステラシュガレットというアイドルの『pathos』という曲を見つける。ノイズジュワーッ、残響ズドーンみたいな感じの曲、最高じゃん。こういう切なくて儚い曲をアイドルにやられるとそりゃ推してしまう。この曲を提供したSAPPYというバンドのバージョンも非常に良い。SAPPYのバージョンはボーカルの音量が小さめとなっていたりして、いろいろ比較すると面白いなと思った。

pathos

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  • ステラシュガレット
  • ダンス
  • ¥255

 

『pathos』を聴きながら心療内科へ歩く。歩く時にふらつきを堪えようと前方をじっと見つめるようになったので、顔が険しくなっていないだろうか、怖い顔になっていないだろうかと不安になる。まだ少し肌寒いが、春の陽気がすぐそこまで近づいている。恐れていたタイムリミットが近づきつつある。なんとかなる気がして不安は無いが、たぶんこれから先に不安がどっと押し寄せてくるだろうなという暗雲の予兆が西の空からやってくる。僕のいる部署が大阪へ引っ越すことが決まった。大阪へ復職か、名古屋で転職か、二択だ。そんなことを考えるのは今は正直厳しい。歪んだ睡眠と視界と感情との向き合い方がまだわかっていない。

 

心療内科の診察で、感情の波を抑えるリーマスの投薬量が1日2錠から3錠に増えてしまった。困ったな、あの薬ざらりとしてまずいんだよ。休職に必要な診断書などを受け取って今度は会社に行く。とりあえずみんなに現状を伝える。座標軸の無い空間にぽつんと点Pが置かれている感じ。これに点Qがあれば相対距離がわかってかろうじて自分の状態を知ることができるのだが、僕という点Pしか無いのが困ったところ。点Q、点R...は感情の波の2周目、3周目の僕なのか、坂口恭平さんのような先駆者の書籍にあたるのか。とりあえず、自分自身でちまちま記録し続けて2周目、3周目の生活に応用するのが良いのだろうな。他の方の記録を読むのも良いと思うが、あまり比べすぎると落ち込んでダメな気もする。

書類にはんこを押したりしていると、先輩の机にイラストレーターである中村佑介デザインの浅田飴缶が置いてあることに気づく。確か昨年12月頃に僕も缶が気になって購入した。残った缶がかわいいのでお部屋に飾っている。先輩も僕と全く同じ店で買ったらしくて面白かった。

家に帰って昼寝をしていると、インターホンが鳴る。会社から見舞金が届いた。ありがたや...このお金が叙々苑の焼肉やチェンソーマン全巻やAKIRA全巻、ギターのエフェクターにうっかり変身しないように気をつけなきゃ。