初夏の準備

昔から好みの曲をエンドレスリピートする癖がある。いやいや知らない音楽を開拓せねばと思い始め、最近はYoutube Musicのおすすめプレイリストを聴くようになる。

 

そして、花奏かのんの『ラストダンスは求めないで』という曲にどハマリする。今風でありながら、ひねくれていなくて素直でスーッと真っ直ぐなのが良い。彼女が何者か知らないので調べたら、Vtuberだった。ヴァーチャル・ベーシストらしい。曲を作って、弾いて、歌って、配信で喋れるなんて凄いよね。

 

今度はシンガーソングライターの吉澤嘉代子に夢中になる。ドンピシャである。ポップとメルヘンとダークが同居している。幼少期は魔女修行に励んでいたらしい。確かに魔法のような曲ばかりだ。90年代生まれの同世代にこんな面白い方がいたのかと舌を巻く。もっと早く知っていればと思う。アンテナを様々な方向へ張らなければならない。

 

朝、洗濯物を干すためにベランダに出ようと窓を開ける。モワッとしたぬるい空気が入ってくる。もう年貢の納め時だ、服を買おう。病院の診察の後、よく買う服屋さんに行く。初めて見た店員さんがシャンプーハットのこいちゃんに似ている。あまりにも似ているので二度見した。こいちゃんにあれこれ服のレクチャーを受け、僕もこれでこれでと決めていく。いつも通りの紺色・黒色系統に加えて紫色も。試着したパンツの裾がデカかったのでXLサイズか?と思ったが、ワイドパンツだった。なんか裃っぽくて面白いのでこれも追加。これで今夏は耐えられる。滞在時間15分程でお会計。飯を食う速さと買い物の速さは衰えず。

 

帰ろうとしたところ久々にめまいに遭遇する。しばらく壁にもたれる。いつ起こるか全くわからないので怖い。涼しい地下鉄の車内で日記を書き進める。キリが悪くて、涼しんでいたくて、乗り換えせずにそのまま知らない街へ今、運ばれている。