休業日

Indesignでここ最近作り続けている漂流日記。文章の体裁を整え、画像を入れ込み、目次も作ってとうとう仮完成。B6・単行本サイズで全296ページ、背幅約18mm。でかい。

 

これを全てコンビニで印刷して、朱を入れて最終修正に入る。手作りリトルプレス制作時代から穴が開くほど読んでいる文も、よく見れば表現の誤りがボロボロ出てくる。

☓「良質なイカの塩辛の収獲」

◯「良質なイカの収獲」

 

☓「当時としては真新しいテレビ」

◯「当時としては目新しいテレビ」

 

☓「同人誌の販売」

◯「同人誌の頒布」

※これは二次創作という文化による特殊ケース。著作権とかいろいろグレーなところがあり、売れて利益を得ちゃまずいので、販売ではなく同人サークルによる頒布(配る)とするらしい。

 

などなど。校閲のプロはどういう脳みそをしているんだと驚くばかり。そういえば、国際会議中で同時通訳をしていたところ、ポツリと出てきた「薩長同盟」という比喩表現をどう訳すのか大変悩んだというのを、学生時代に現代文の過去問で見たことがある。字面だけでなく裏に潜む背景や文化も重要となる。言葉って難しーっ!

 

語彙力がとにかく欲しい。といっても難解な単語を知りたい訳ではなく、言葉と言葉の自然な結びつき、コロケーションが欲しい。ここ最近そう思った。

 

それでも、えんやこらとゆっくり進めていく。日記を始めた当初から「てきちゃん漂流日記、本当に面白いか?」と心のどこかで疑問視していたが、最近めちゃくちゃ面白く感じる。体裁を整えて面白く見えてくるマジックがあるだろうし、文章・表紙・カバーが結合していく感じもする。でも、小心者なのでバカスカ1,000部とか刷らずに、スモールステップでちまちまやる。

 

ついに朱を入れる工程が終わり、データに反映させる工程も終えて、今朝ほぼ完成した。あとは友人のチェック結果の反映、デザイン微調整・最終チェック、PDFデータの作成でフィニッシュ。峠を越えて後は下り坂(のはず)。

 

フロントローディングを意識した結果、最初に作った工程表から5日ほど早く進んでいる。ちょっと3日ほど休暇にしよう。買い物しようと外に出るが、めまいがひどすぎて退散。

上半身は重りの下にバネを置いた時のような挙動をする。それを無視して、足裏が地面に接していることだけを意識する。一歩ずつ前に出す。それで前に進むことができる。でも、それは本来の歩き方から遠く離れている。茹だるような真夏の暑さを目前に不安が募る。

家に帰るが、することがなくて少し寂しい気持ちになる。ラジオ体操したり、寝転がって深呼吸したり、楽器を弾いたりする。BOOTHで注文していた精神病の治療日記も届いたので読む。久々に緩んだ生活をしている。でも、心の奥底でかなり焦っている。傷病手当金に守られながら、不安定だけど楽しい半ニート創作生活がいつまでも続く訳はなく、別れを告げなければならない。創作への没頭が終わり、ふと緩んだ瞬間に、焦燥感が後ろから追い抜かしていく。