テキイグチ・レポートⅡ

高松港からシャトルバスで高松駅のホテルに向かう。荷物を置かせてもらいたいが、スタッフがいないのでエントランスの椅子に座ってぐうぐう眠る。

6時頃にスタッフ到着。荷物を置かせていただき、圧倒的質量から解放。リュックとトートバッグだけのるんるんトラベル。それから一箱古本市の会場であるサンポート高松を下見する。大屋根の付いた広場、周りは海、ここで本を売ることになる。いい眺めだが、海風で本が吹っ飛ばないか心配だ。幸い、僕らのブースは広場のほぼ中央であるが。

高松駅前にご当地キャラ「親切な青鬼くん」の石像がある。かまぼこ板のような側面を見て爆笑する。マリオに出てくるバッタンかいな。

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7時、うどんを食べる。肉釜あげうどん、うずらの天ぷら、豚天ぷら。コシがあってモチモチでおいしい。

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8時頃、丹下健三設計の香川県庁舎を見る。うおードミノシステム!建築の収まりの良さ

などの感覚が、学生時代あまり興味なかった僕にはよくわからない。けれども、柱の一部を溝のように凹ませてそこに排水パイプを通す、排水パイプを浮き出ない・目立たないようにしているのを見たりすると、計算されているなとやはり思う。その部分の写真を撮るのを忘れた。
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それから少し歩いて、オープン前の古本屋「YOMS」さんに着く。店の前に置かれているフリーペーパーをたくさんゲットし、カフェで実物を見ながらフリペ制作の作戦会議をする。が、僕の睡魔は限界に達しており終始むにゃむにゃしていた。何故かいぐっちゃんがやっているソシャゲ、シャイマスのガチャを僕が引くことになる。10連ガチャ×3回。限定レアを2枚当てる。なかなかの豪運らしい。

10時、「本屋ルヌガンガ」さんに行く。湯川秀樹の『詩と科学』、かこさとしの『科学者の目』などの本をついつい買っちゃう。科学の本が充実していて嬉しくなる。本を売りにやってきたのに大丈夫だろうか。漂流日記の委託販売の交渉をするが、もう眠気と緊張が凄すぎてしどろもどろしている。一応、サンプルを受け取って頂いたが、後ほどいぐっちゃんに「てきちゃん、そんなにしゃべるの下手でしたっけ?」と聞かれる。下手ですが......

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昼頃、本日3杯目のうどんを食べる。肉つけ麺うどん。食べたあとは釜湯をつけ汁に注いで飲む。暑い日だが、ほっこりする。ただ、もうおなかいっぱい.....うどんの写真も撮り忘れる。

うどん屋を出ると、自転車にサイドカーが付いて屋根も付いた謎の乗り物が走っている。サイドカーに発泡スチロールが積んであるのできっと魚の行商だ。いぐっちゃん曰く、あれは昔、建築の卒業設計日本一決定戦で有名になったものだと言う。追いかけるしかない。結構なスピードで走って追いつく。奇怪な見た目の乗り物だが、機能的で便利そうと思った。

12時、オープンした「YOMS」さんに行く。長年探していた中島らもの『西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退』を発掘する。昔、実家の本棚にこの本があり、中学生の頃に盗み見てケラケラ笑っていた。古き良きカンサイ人の匂いが漂う。西方浄土は「西に行ったら良い本見つかるで」の意味かもしれない。

午後、海の見える一箱古本市の会場を偵察する。古本ブースのディスプレイをこっそり観察。古本屋さんだけでなく同時開催ののみの市に出店しているアクセサリー屋さんなどにも挨拶する。突貫工事で制作した名刺サイズのショップカードが大活躍。考案者のいぐっちゃん、さすがであります。f:id:labotekichan:20210722071154j:image

それから電車に乗って有名な仏生山温泉に行く。郊外へ行けば行くほど電車の縦揺れが強烈になっていく。寝ているいぐっちゃんが今にも吹っ飛びそうになって不安になる。

仏生山温泉には三角コーンの柱で接続された長さ50mの古本売り場があった。1冊200円。たまらず谷崎潤一郎の『文章読本』を買う。最近、斎藤美奈子の評論『文章読本さん江』を読んだところだったのでこれはラッキー。
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晩ごはんを食べて、ホテルの部屋に戻ってマーカーを取り出す。鉛筆の下書きをなぞって、スケッチブックの清書をする。疲れたので早めに寝る。目にはホットアイマスク、足には休足時間6枚を貼る。馬鹿みたいに足がスースーするのでこりゃ失敗かと思ったが、少し時間が経てば眠りについた。

 

夢の中で本を売っている。

 

目覚めて、夢だと知り、もう1回本を売らなければならないことに気づいた。