海底から

これまでの休職ライフを振り返ってみると、時にはマリアナ海溝に届くかのように沈み込んで、かと思えば猛ダッシュでエベレストに登っているようなイメージで日々を捉えていた。

 

真夏になって、強い日差しが海を干上がらせてしまった。新たに出現したマリアナ海溝の土地は広くて地価も安いので、そこに引っ越した。その地を基準にするとエベレストの標高は1万mを優に超える。いつもは海溝で生活しているがその裏でちまちまと登山計画を企てており、行けるなと思ったらダッシュでエベレストに登る。

だから、要はダウナーの自分を基準に、これが平常運転だと捉えてやれば、躁はとんでもない勢いで登山するようなボーナスタイムとなる。タイムが切れても、平常運転に戻るだけだから別に落ち込む必要はない。ボーナスタイムを基準にするからへこむのである。ただ、干上がった海が回復するほどの涙を流さなければ、という前提込みの仮説である。

 

構造は意外にもシンプルだった。思いつくのに9ヶ月もかかってしまった。

 

そろそろ仕事のことを考え始めるか。この捉え方・ライフスタイルに一番フィットする仕事。そう思うと、今の暮らしぶりがとてもフィットしているけれど、最低限の稼ぎを得られるかどうかは別問題だ...