魔法の鏡

21日の木曜日。区役所で福祉特別乗車券のICカードを受け取った。これで、今までのように紙の臨時証を改札窓口で提示しなくてもよくなり便利になる。ウッキウキで早速パスケースを自動改札機にかざす。パスケースに入った複数枚のICカードが同時に反応し、エラー表示になった。塞いだままのバーに身体を思いっきりぶつけた。

 

その足で久々に心療内科に行く。ワクチン接種の副反応でしばらく寝込んでいたので3週間ぶり。手帳をゲットしてから初めての通院になる。手帳によって医療費負担が3割から1割へ。1週間分の薬が140円で驚く。非常にありがたい制度であるが、浮いた2割の行き先がどうしても頭の中で本になってしまう。この新刊、いやいやあの古本と、あっちこっちを思い描いてはよだれが出る。あのね、生活費に使ってもろてええですか。

 

帰り道にLOFTで湯たんぽを買う。ここ最近はだんだんと日の出が遅くなり、寒い部屋で毛布に包まり続ける朝の連続。シャキッとした目覚めを手にすることができなくなってしまった。頭寒足熱で改善を図る。

ますます短くなる日照時間とともに鬱っぽくなっていく。湯船にじっくり浸かったり、ストレッチをしたりして、できるだけ身体を緩めていく。病気2年目の僕は試行錯誤して踏ん張っている。

そういえば、高校の同級生のお母様が漂流日記をお読みになったそうで、感想が

「考えすぎ」

「LOFTに行きすぎ」

とのことであった。確かに、LOFTに行けば何でも揃うと思っている節がある。

帰り道にドラッグストアで養命酒を買う。養命酒は20mlを1日3回飲んでねとパッケージに書かれている。でも、朝から酔っ払うのではといつも気になる。ちなみに、僕は寝る前に20mlを飲むだけにしている。

 

その日の夜、いつものYさんに髪を切ってもらう。焼酎やハブ酒電気ブランの話をしている間に、いつしか健康の話になり、しまいには「ダイエットしますかな」と宣言していた。「体脂肪率を13%まで下げますわ、わははは」とも言ってしまった。

宣言を聞かれてしまったからには、やってのけるしかない。食生活を見直して、とにかく動け。

次回髪切る時に進捗を報告しないといけない。報告が3年後に延びて、金属バットの友保みたいな髪になっているかもしれない。

 

ずっと不思議に思っていることがある。自宅と実家の体重計で全く異なる体脂肪率の値が出る。実家のほうがかなり低めに出る。身長・年齢の設定は同じにしているはずなのに。どちらを信用したらいいのかわからないが、白雪姫の魔法の鏡みたいに忖度してくれる体重計を実家から送ってほしいなと思い始めた。