密輸

名古屋の冬はとにかく寒い。比較的温暖な大阪から帰り、待ち受けていたのは底冷えの自室。断熱材が入っているのか疑いたくなるこの寒さ。

 

朝、芋虫のようにモゴモゴと毛布にくるまっていたが、8時に起きて本を読む。身体のだらっとした感じがとれてきたら、縄跳びを握る。

 

ぴょんぴょん跳ねては休む。縄跳びに搭載されたカウンターの値が少しずつ増える。「もう疲れた!」と思った頃には1,000回を超えた。達成感とともにベッドに身体がめりこんでいく。アンゴラ村長のスタミナは実は凄かったのだと痛感する。

 

そうして、ここ2週間ほど僕を苦しめていた鬱はスッとどこかへ行ってしまった。やはり、身体の運動・呼吸・柔軟性が鍵を握るのだろうか。それでも、いつかは鬱が帰ってくる。今までの日記からの推測だけど、どうも約3ヶ月で1回転する。次の鬱は3月末頃か。仮に復職するとして、引っ越しドタバタ時期に鬱が来たら非常に困るな。勘弁。

社用スマホで今月の産業医面談の日時を確認する。13日、だいぶ先。上司に新年の挨拶をすべきか悩んだが、お忙しいだろうから産業医面談が終わった後に連絡することにした。その時に、いろいろどうするのか動き出すのだろう。それまでは、年末年始の鯨飲馬食ででっぷりした身体を軽くして、生活リズムを整える。でも、お酒飲んだのたったの1日だけだよ、凄くない?

代わりにコーラをドバドバ飲んだから、たぷんたぷんなんだけど。顎のラインが比較的シャープだった大学時代を目指すか。

 

午後、由緒正しい神社に1時間ほど歩いて初詣に向かう。二礼二拍手一礼。祈るはみんなの健康と社会復帰。

おみくじを引く。見事、大吉。幸先が良い。

願望:思いがけぬ人の助けありて叶う事あり

病気:信神で平癒す

いっちょ頑張りますかという気になる。

 

おみくじの裏面を見ると都々逸が書いてある。

「あつい寒いと歎くも無駄よ、苦情言わずににこにこと」

えらいほんわかした詩である。説明を読むと「神様の御心に従い、知恵の泉を枯らさぬように、黙々とにこにこ朗らかに日々暮らすことが幸福への道である。」とのこと。今年はにこにこ笑顔で頑張りますかなあ。

 

帰り道、スーパーで鶏むね肉を買う。これを煮込んでサラダチキンを作るのだ。ついでに冷凍ブロッコリーも購入。体重を元に戻すのだ。

会計後、スーパー入口で山積みのうまかっちゃんを発見する。しかも、博多からし高菜風味、熊本香ばしにんにく風味、鹿児島黒豚とんこつ焦がしねぎ、全てのレパートリーが揃っている。

ノーマルうまかっちゃんでさえ入手が難しい名古屋、誰かが福岡県古賀市の工場から密輸している。実は食べたことのないご当地うまかっちゃん。明朝絶対買い占める。そう強く意志を固めながら両手荷物で家に帰った。うまかっちゃんを食べながら俺は痩せる。

 

痩せるの!