夢見る設計者

先日の藤井寺の出店でプレミア本『FRESHFRUiTS』が売れてしまった。その売り上げを手に電車に乗って、京都の恵文社一乗寺店さんを訪れた。漂流日記を置かせて頂いており担当の方に挨拶した後、店内をくまなく探索。ありったけの本を購入する。これが復職1ヶ月記念。

家に帰って1950〜60年代の少年犯罪者及び小説家を描いた大塚英志+西川聖蘭の漫画『クウデタア』を読み、あんまりにも面白かったので三億円事件を描いた大塚英志+藤原カムイの『アンラッキーヤングメン』も翌日ジュンク堂で購入、こちらもあっという間に読破。若さ故の蛮勇、世界に対する接点の拡張、これらに少し憧れたりはする。人を傷つけるのは良くないけれど。ただ、実のところ小説や短歌には僕は疎く、物語内で引用される大江健三郎石川啄木をよく知らない。彼らの作品を読んだ上で、もう一度再読したいな。

 

昼になっては夜になり、夜になっては朝になる。お付き合いしたはいいものの、元々あんまりにも仲が良すぎたために結局元の関係に戻っていく。友人に3年ぶりに会ってバカ話をする。夜が来ることを怖く感じ、深酒して眠る。そうしてグネグネ蛇行しながら日々をすり抜けていく。

 

働き始めて1ヶ月、プロジェクトのメンバーとして打ち合わせに参加するようになる。ぼんやりと皆の頭に浮かんでいるにもかかわらず、目の前に存在していないものを可視化して提示し、議論を重ねてさらにブラッシュアップさせるような役割をしている。デザイナーと言うほど大げさなことではないけれど。絵を描くのめっちゃ下手だし。ただ、可視化して示すだけでも議論は加速する、そのことは休職前に携わっていたプロジェクトを通して知っている。後は議論を通して自ずから発展していく。しかし、その加速の度合いと僕のキャパシティを比較するよう睨まなければならない。おそらく1年ほどは残業禁止令が出されるであろう。昨日は長引いた会議を残業禁止令のために中座することとなった。そういうのがもどかしい。もどかしいどころか煩わしい。

最近は、朝出社して気づけば定時になっている。上司は「慣れもあるだろうけど、日々充実しているからでは」と言う。風呂敷を畳める範囲であれやこれやと提案しながら仕事をして、確かに充実している。ただ、変に没頭して後々苦い思いをしないだろうか、そこがやっぱり心配に思う。

 

以前、せっかく作ったアウトプットなのにもったいないよと上司に指摘された「一応」「とりあえず」という言葉を最近使わないようになってきた。だけど、あまりに臆病すぎる性格を抱えたままデスクに座っている。ほんの些細なことでソワソワしては声が震えている。度胸が無い。これも慣れなのだろうか。休職前の僕はどうだったのだろうか。このあたり、もう少しなんとかしたい。

上司が最近『てきちゃん漂流日記』を少しずつ読み始めたらしく、今日の晩ごはんが何かを尋ねるようになった。僕の得意料理はお好み焼きとチルド餃子とうまかっちゃん

 

あまりにも午後が眠たい。だから、足裏を刺激するような健康スリッパ、それも一番刺激が強いものを買って月曜から履いている。無理やりに目を覚まそうとしている。しかし水曜の今日、健康になったのかは知らないがスリッパを履いても痛く感じないようになってしまった。これでは意味がない。代わりに、肩にお灸でも据えようかと考えている。

 

仕事を終えて家に帰ると、力が抜けてぐっすり昼寝をしてしまう。『てきちゃん漂流日記』続編を作る気が起きない。スケジュールを突っついてくれるような編集長役を探している。