呪いの解き方

ウイルス性胃腸炎の腹痛でここ数日はベッドに沈んでいた。心がなんだかピンと張り詰めているような心地が止まらない。親友に「自分で自分に呪いをかけちゃダメ」と言われる。「やっぱり呪いかけちゃってんのかなあ」、ポツリと言葉が出る。

 

頼んでいた神谷美恵子の『生きがいについて』が届いたので読む。併せて、池田晶子『14歳からの哲学』とセネカ『生の短さについて』も音読する。

数日かけて3冊を読み、自分で自分を愛していなかったんだろうなあと、ようやく気づく。それも十数年にかけて。世界を見る目を自分自身で濁らせていたんだろうな。有給休暇を3日も消費してしまったが、日々の振る舞いを変えるような本に触れることができて、本当に良かったなと思う。渇いた腹に言葉を注ぐ。おかげさまで腹痛も和らいだ。

どうやって濁りを澄んだものへと変えようか。言葉ではわかっているのだけど、言行一致が難しい。欲望に、誘惑に敗北し続けた十数年。

でも、現在はいつになく心がのびのびしている感じがする。絶対不可侵な自分の精神を尊重する。下の画像のイメージ。透き通って触れられないような感じ。それでいて、パリンと割れないような感じ。ルネ・マグリットの『ピレネーの城』だと少しゴツいかな。

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家でお酒飲むのはやめよう。ふらっと1人で居酒屋に入っちゃうのはやめよう。ドカ食いもやめよう。変な散財もやめておこう。だらだら動画を見過ぎてしまうのもやめようか。後で後悔するような事柄は突っぱねよう。だからといって過度にストイックになるよう自分に要求するのもやめようか。まずはそんなところから。そうすれば、呪いが解けそうな気がしているんだ。