27歳の人生設計

「後で後悔するなら、この欲望は今日のところは勘弁しといてやろう」

このマインドを胸に抱いて、仕事終わりのお酒やラーメンを避け続ける。それだけでみるみる痩せて、頬の膨らみが元に戻る。胃腸炎が回復してからも、腹八分を心がける。

仕事に打ち込み、帰宅して薬を飲むと思いっきり作用するらしい。うとうとしながら読書して、こりゃ眠たいと諦めて22時には夢の国。朝は6時起き。パンを食べ、『てきちゃん上陸日記』の編集作業を進め、支度して出勤。思いの外、穏やかな生活を送っている。

 

聴覚情報処理障害(APD)の話を上司に打ち明けてから、無意識に抱えていた生きづらさが緩和されたように思う。APDをテーマにしたACジャパン広告学生賞の作品を上司に共有して、どのように聴こえているのかご理解いただけた。APD当事者のYoutubeも見てくださったとのことで、頭下がりっぱなしになる。

https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/cm_01.html

 

火曜日の夜、近所の耳鼻科に行ってみる。ここでの治療は期待していないが、総合病院への紹介状を書いてもらおうという企み。しかし、APDに強い総合病院さえわからないとのことで診断書を書いてもらえず、様子を見ましょうの一言でトホホと家に帰る。

帰宅後、ベッドの上で横になりながらいろいろ検索していると、診断書無しでAPDの診断を受けられる病院を発見したので予約する。また、日曜にAPD当事者の会が開催されるようでこちらも参加申し込みをする。長年悩みながらも研究が進んでいないために放ったらかしにしていたこの症状も、少しずつ前向きに向き合えるようになっていくのかもしれない。

 

わりかしエクスペリメンタルな今の部署には5月から7月までの3ヶ月間所属し、8月からは別の部署に配属される予定だった。ただ、未だに僕の足には残業・出張禁止令の枷が付いている。そして、全打席ノーヒットみたいな一日に落ち込んだり、薄氷の上を歩いている心地で働いていたことがあったのも事実。この状態でバリバリ最前線に立てるイメージが全く持てない。

一方で、「やっていけるのかなあ」なんて弱気なことを言っていたのに、後方支援していたはずのプロジェクトでは現在もはや主力メンバーに近い存在になっていたりする。今年度は現在の部署でサポートを続け、徐々に最前線に立つための勉強を重ねながら来年度で配属されるべきか。そんなルートもいつしか頭の中に浮かんだりしていた。

そのところを上司と話す機会をいただいたので率直に伝える。

「ちなみに、間接部門という選択肢は考えたことある?」

考えたことはある。ただ、最最前線に配属するもんだと思っていたからその選択肢を最近は消していた。でも後々デスクで腕を組み目を閉じて考えを巡らすと、確かに考えうるルートの中では一番しっくりくる。

とにかく高負荷な状況に身を置きたがる癖がある。上司曰くストイックらしい、そんなつもりは全く無いのだが。臆病でストイックというのも困りものである。身を置いて破滅しないように、そもそも残業が少なく負荷の少ない環境が良いのは確かである。文系でメーカー就職した小説家、黒井千次のエッセイ『働くということ』を僕はよく読む。彼の文章から、間接部門にも職人魂が存在することを知っている。だから、間接部門に抵抗感が特にある訳でもない。あとは、「街」が好きだから今の会社に就職したけれどその点はどうだろう。これも、フジモテキイグチのゲリラ活動を通して、プライベートでの携わり方で満足しているとも言える。ただ、肝心なことを言ってしまうと、弊社の間接部門って何するんだろう?

 

今朝、社長面談で上記のことを正直に伝える。6月に制作した資料をお見せして、こんなことしてましたと報告したり。1時間ほど面談して離席し、上司たちで1時間ほど議論。

その結果、今年度は現在の部署に所属することに決まる。そして、せっかくなので今年1年を使って、社内でしたいことを見つけて、それをもって配属先を決めるという方針になる。間接部門が何をしているのか知らなければ、実際にそのメンバーに聞いてみる。「やってみたい!」という感性に重きを置く。責任を持ってこの1年を大事に活かさねば。うかうかしていると、あっという間に来年になってそうだから。

 

そんな人生の一大事を終えて正午、スマートウォッチを覗き込む。あまりの緊張で、既に2,000kcal消費している。社長がとても優しい方なのはわかっているんだけど、やっぱりそわそわする。もうちょっと強心臓になってくれないものかと思ったりする。


f:id:labotekichan:20220706203120j:image